EvernoteからObsidianへ移行した話 —「それ、もう全部Obsidianでよくない?」と思うまで—

目次

Evernoteを使い続けていた理由(Evernoteの良さ)

長年、メモ、ナレッジ管理等々、とにかくさっと開いてさっとメモできるツールとしてEvernoteを愛用していました。
理由は明確で、「完成度の高いエディタ」に尽きます。

  • ノートブック/スタックによる直感的な階層構造
  • 画像を気軽に貼り付けられる写真添付のしやすさ
  • ノート間リンクによる情報の横断性
  • Markdownを意識せずとも成立するリッチな編集体験

別にきっちり整理しなくてもいい。とりあえずEvernoteに放り込んでおけばあとから検索できる。
この気楽さは、他のツールではなかなか得られないものでした。

Evernoteへの不満点

一方で、年数が経つにつれて無視できなくなった不満もあります。

  • コスト
    割引もありますが、機能制限と値上げに伴い、割高に感じるようになりました。
  • データの互換性・所有感の弱さ
    データがクラウド前提で管理されているため、「自分の資産として手元にある」という感覚を持ちにくいです。
    Evernote以外ではデータを扱えないという漠然とした不安がありました。

Obsidianを使い始めた理由

最近Obsidianを触り始めました。

きっかけは非常にシンプルで、「エンジニアとして、そろそろMarkdownに本格的に慣れておこう」と思ったからです。

ObsidianはローカルMarkdownファイルを前提としたツールで、
エディタというより、Markdownで作成したものを整形して表示してくれるツール、という印象でした。

あれ、全部Obsidianで良くない?

実際に使い始めてみると、意外とObsidianは使いやすかったです。みなさんが使っている理由がわかります。

  • 内部リンクはEvernote同等の快適さ
  • エディタの使用感も十分に洗練されている
  • 画像添付もMarkdownベースとしては問題なし

「Markdown=不便」という先入観は、完全に覆されました。

気づけば、「あれ、これもう全部Obsidianでよくない?」という状態に。

Evernoteには“端末連携”という強みがあった

ここで1つ、EvernoteにあってObsidianにないものがあります。

それがクラウド前提の端末連携です。

  • 編集はPCでやりたい(圧倒的に楽)
  • でもスマホでも参照・軽い編集はしたい

Obsidian Syncを使えば解決しそうな話ではありますが、
「ローカル管理を選んだのに、また月額課金か……」という気持ちも正直ありました。

ローカル保存でも同期できるらしい

調べていく中で、現在PCでは pCloud を使っていることを思い出します。
pCloudはOSネイティブにフォルダ同期できるため、PC側はすでに準備万端でした。

問題はAndroid。

そこでChatGPTに聞いたところ、FolderSync というアプリを教えてもらいました。

  • Androidローカル ↔ pCloud の双方向同期が可能(ほか多数のクラウドストレージが選択できます。)
  • 基本無料(便利すぎたので、開発支援として課金しても良い)

これがまさしく求めていたツールでした。
スケジュールされたフォルダ同期のほか、手動同期もできますので、
PCで編集したものを、スマホ側でいつでも最新の状態でメモを確認することができます。

スマホアプリのFolderSyncの画面

さあ、Evernoteからどう移行するか

最後の関門はデータ移行です。

ここでもChatGPTに聞いたところYarleというツールを紹介されました。(最近は何でもAI頼り)

Yarleを使うことで、

  • enexファイルからMarkdownへ一括変換
  • Evernoteで見えていた形式をほぼそのまま保持

という、かなり理想的な移行が可能でした。

具体的な移行方法(Evernote → Obsidian)

移行は次の流れで進めました。(PCでの作業です。)

  1. Evernoteの「スタック」に相当する階層フォルダを作成
    Obsidian Vaultで指定するフォルダの配下に、Evernoteでのスタックに対応するフォルダをあらかじめ作成。
  2. スタック内の「ノートブック」単位でenexを用意
    Evernoteのノートブックごとに .enex をエクスポートし、1で作成したフォルダ配下に配置。(※)
  3. Yarleで .enex → Markdown 変換して配置
    ノートブック単位で変換し、出力先として1で作成したフォルダを指定。

※変換元のenexファイルと出力先が一致するので、
どのフォルダにどのノートブックを格納するか迷子にならないようにこの方法を選択しました。
この方法だと、FolderSyncでスマホ側にもバックアップがダウンロードされるため、
後ほど別の場所に移したほうが良いです。
(Evernoteを愛用していた方は、それなりのサイズがあります。)

めでたしめでたし(?)

最終的に、

  • EvernoteのデータはすべてObsidianへ移行
  • enexファイルはバックアップとして保管
  • Evernote上のデータは削除

という形で、スッキリと移行完了。

Evernoteは間違いなく優れたツールでしたし、「何も考えずに使える完成度」は今でも魅力的です。

長年使っていただけに愛着はありますが、流石にコストダウンを選択してしまいました。
今まで大変お世話になりました。

また、Obsidianはディレクトリ構成が擬似的な階層として働くため、
Evernote唯一の欠点だと思っていた任意の階層構造でにノートを整理する、ということが可能になりました。
移行して良かった1番のポイントです!

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この記事を書いた人

ITベンダーでSEとして働いている駆け出しエンジニア。
プログラミング未経験で入社したため、周りに追いつこうと奮闘中。

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